るろうにブログ

流れるように生きる日常を綴ります

自転車旅で富山県立大学の人に泊めてもらった話

自転車旅に出る時に決めた自分ルール

お金を払って宿に泊まらない!

このルールを守るべく野宿をしていたわけですが、

精神的にかなり限界がくるわけです。

 

パーソナルスペースを確保できるのとできないのでは、

睡眠の質が全然違います。

 

とにかく「安心して眠りたい!」この一心で、

富山県立大学の人に話しかけたら泊めてもらった話を書こうと思います。

 

声をかけようと思ったきっかけ

もうとにかく野宿がさびしすぎてさびしすぎて堪らないです。

そんな気持ちが積もり積もったせいかコンビニで地図を眺めていると

変な思考が働き始めます。

 

f:id:warashibenowa:20150610183204j:plain

 

自転車のルート選定をしていると目に飛び込んできたのが、

富山県立大学でした!

人としゃべらず黙々と自転車を走らせていたので、

人肌恋しくなっている状態でした。

 

今日もまた孤独な夜を野宿で過ごすのは御免だ!という考えがありました。

同じ大学生のなら、ノリで泊めてもらえるかもという安易な考えで

富山県立大学でその日の宿を調達しようと思い立ったのです。

 

キャンパスin

よっしゃーーー!!!声かけたるぜー!と意気込んでキャンパスに行ってみると、

全くと言っていいほど人気がありませんでした。

それもそのはず、夏休み真っただ中。

普通の大学生なら海外に行ったり、BBQしたりとリア充夏休みを送っているのが普通。

 

しかし、人気のなさにくじけないほどに孤独な夜を過ごしたくなかったので、

キャンパス内を散策することにしました。

 

とぼとぼと散策していると、ここの学生らしき人の後姿を発見!

耳にはイヤホンをはめているのでぼくの気配にはまったく気づくことはありません。

人気のなさから考えてこの人にすべてを託すしかありません。

 

見知らぬの人に話しかけられて「泊めて下さい!」

と言って泊めてくれる人はどのくらいいるでしょうか。(笑)

 

でも、ぼくは絶対に泊まりたい!という気持ちしかありませんでした。

勇気をふりしぼってイヤホンから越しにちょっと大きめに声をかけます。

 

「すいません!」

Tさんが振り返りました。驚きの様子を隠せないTさん。

でも、ぼくから見たらかなり良い人そうな感じです。

 

間髪をいれずに言いました。

「今、埼玉からここまで自転車で旅をしている学生です。

今日泊まるところを探しています。もし、よろしければ泊めていただけませんか?」

 

Tさん

「マジっすか!!苦笑」

「んーーーーー」

と3秒くらい間をあけて...

 

「いいっすよ!!」

 

タカ

「マジっすか!!!(笑) ありがとうございます」

 

Tさん

「家かなり散らかってるんで、ちょっと片付けさせて下さい

あー待っている間は、近くに銭湯あるんでゆっくりしてきて下さい」

 

ちょーーー良い人。笑

ということで、連絡先を交換しぼくは銭湯へ。

Tさんは自宅に戻り片づけしに行きました。

 

その後は、近くのスーパーでお酒とつまみを調達して乾杯。

するとTさんは「埼玉から自転車できた奴が家にいる」

というのをグループラインに投げていたので、

友人がぞくぞくと物珍しさに出入りしてきました。

 

f:id:warashibenowa:20150610183205j:plain

 

Tさんが泊めてくれた理由

「おもしろそうだったから。」

地方の大学は同じような日常の繰り返しでかなり退屈な様です。

確かに遊ぶようなところも周りになく、隔離されている感じがありました。

 

なので、ぼくのような部外者は退屈な日常にメスを入れるような存在だったようです。

 

まとめ

宿に困ったら1人暮らしの大学生に声をかける。

地方の学生は日常に退屈しているのでイレギュラーを楽しむ傾向にある。